杭瀬下の庭
計画地 :長野県千曲市
敷地面積:310u
計画 :2009年3月
万年小路の家を見た方から依頼されて庭を設計しました。住宅は工務店の設計施工で既に新築されていて、その外構と植栽の計画です。現状のリビングまわりが表通りから見えすぎるので、まずは塀や植栽で落ち着いた環境をつくること。次にアプローチに住宅にふさわしいシークエンス(移動することで変化する景色)をつくること。このふたつが計画の要点となっています。
最初に提案したプラン.リビングの前を板塀で囲い込みアプローチを兼ねた密度の高い前庭を設ける.対照的に主庭はのびやかな芝生の庭にした
リビングから前庭を見たイメージスケッチ.通りからの視線を遮る板塀は風通しも考えて目透し張りに.メインの樹木はヒメシャラとイロハモミジ
表通りからの外観イメージ.板塀の一部を開けてゲートにした.ここをくぐってアプローチする.手前は駐車スペース
和室(客間).向こうは居間と食事室.スキップフロアの高低差が適度な距離感を、連続する根太天井が一体感と広がりを生む
前庭の平面詳細図と板塀の東立面図
板塀の北と南の立面図
前庭をリビング側から見たスケッチ.重ねたり透かせたりして,囲いながらも抜けをつくって奥行きを見せる計画