西条の家
計画地:長野県長野市
敷地面積:546.84u
延床面積:134.63u
構造・規模:木造2階建て
計画:2009年5月
建て替えを計画したこの家には、長く手入れしてきた古い庭がありました。松代の住宅の特徴でもある、山を借景とした池のある庭。これを残しながら、さらに気持ちよく暮らせるように、家と庭の関係、活かし方を考えました。
配置図.主庭とのつながりと暮らしやすさ考え、建物の形は、主要室を南面させた東西に長い平面とした.平屋部分を南へ30度振ったのは、車の取り回しがしやすい「ふくらみ」を前庭に持たせ、アプローチを優しく受け止めるため.建物の一部を振ったことで主庭は建物に抱かれるような形となり、角度を変えて庭や住まいを眺める楽しみを生む
広縁のイメージスケッチ.左手は客間と玄関、奥は食事室と居間.ゆるく折れた広縁は、その先へと視線をさそい、空間の広がりを感じさせる
断面図.広縁には低く深く軒を出して、庭と内部とをつなぐ.窓際は低く押さえ、中で高くなる勾配天井としたのは、包まれた落ち着きを持たせるため
玄関と客間を庭側から見る.明るい土間は来客と歓談できる広さを持たせた
模型写真1.アプローチから見る.やさしく出迎えるように両翼を広げた建物の姿
模型写真4
模型写真3.南からの俯瞰
模型写真2.ゆったりとした前庭.既存の大きな桜の木をシンボルツリーに活かす
模型写真5