御厨の家
計画地 :長野県長野市
敷地面積:212.77u
延床面積:117.66u
構造・規模:木造2階建て
計画 :2006年12月
分譲地に計画した住宅。周囲にこれから建つ住宅を想定して、馴染みの良い「普通」の家型と配置にしました。ただし、内と外の関係にひと工夫。通りに面したポーチや吹抜け、バルコニーを、板を目透かし張りにしたスクリーンで囲い込んで、独自の領域、距離感をつくります。スキップフロアにした和室は、高低差で通りからの視線を遮りつつ、内からの視線を南東の空へ伸ばします。建築条件の塀を建てないオープン外構を活かしながら、落ち着きと伸びやかさを持った住まいです。
1階平面図.台所からも納戸経由で玄関につながる、回遊する機能的なプラン
南東側からの全景.手前の板張りの外壁がスクリーンになって、通りとの中間領域を作っている
2階平面図.トップライトのある吹抜けを中心に2階も回遊できるプラン
和室(客間).向こうは居間と食事室.スキップフロアの高低差が適度な距離感を、連続する根太天井が一体感と広がりを生む
浴室.スクリーンは景色を鮮やかに切り取り、同時に周囲から目隠しにもなる
玄関・ポーチ.木製スクリーンで景色を切り取り、囲まれた場所に落ち着きが生まれる.自転車置き場など実用的なスペースでもある
模型