吉田の家
計画地 :長野県長野市
敷地面積:約260u
A案
延床面積:220.54u
構造・規模:木造一部RC造2階建て
B案
延床面積:215.55u
構造・規模:木造2階建て
計画 :2002年3月
親夫婦、独身の息子、娘夫婦と子供たち。この三世帯7人が暮らす住まいの計画。住み手が具体的に暮らし方を検討できるように、世帯相互の距離感を変えた二つのプランを提案しました。A案は、各戸へ中庭を経てアプローチする完全分離型のプラン。共有の中庭が世帯間をつなぐ場になっています。B案は、建物を南北に縦断する吹抜けのホールを共有スペースとして、三世帯をひとつ屋根の下に収めたプランです。
A案の1階平面図.北にガレージ、南に親夫婦の住居を分棟配置した.中庭をはさむことで世帯間の距離の確保と同時に、プランに広がりと伸びやかさを持たせた
A案、外観のイメージスケッチ.ガレージ奥の格子戸に中庭が透けて見える
A案の2階平面図.中庭から階段で上がり、北の息子の住居と南の娘夫婦の住居に其々アプローチする
A案の断面スケッチ.住戸間の視線を検討.2階の床レベルをずらして道路側は低めに抑えている.全ての住戸が広く南面して日当たりも良い
B案の1階平面図.中央のホールが共有スペース.東が息子、西が親夫婦の住居
B案の2階平面図と断面図.2階は娘夫婦の住居.A案よりシンプルで経済的なプラン
B案の内観イメージ.家族が共有するホールの床は土間にして外部的なあつかい