ぐりっぷ建築設計事務所【仕事】森の家

森の家

所在地：長野県千曲市
敷地面積：844.62㎡
延床面積：123.11㎡
構造・規模：木造 2階建て
竣工：2010年5月
施工：株式会社鎌倉材木店

「素朴さと、そこから生まれる懐かしさと包容力」を設計のテーマにした住宅。敷地内に元々あった杏の木を残しながら、切妻屋根、総2階のコンパクトな建物を配置。主室を南面させた民家的な田の字プランを基本にして、居場所となるコーナーを所々につくり、それを回遊する動線で結んでいます。

茶の間と食事室．民家の根太天井のように梁現しの天井．正面には主暖房のﾍﾟﾚｯﾄｽﾄｰﾌﾞ．茶の間と食事室は引込の襖で仕切ることができる

切妻屋根と白壁、腰壁は唐松板張りの素朴な外観

玄関ホールは、民家風の外観とは雰囲気を変えて、白くモダンなインテリア

杏の古木を門に見立てたシンプルなアプローチと玄関

茶の間．書見台･本棚･吊棚･神棚と盛り沢山をすっきりと納めた床の間まわり

茶の間から食事室と台所を見る．家の中心にあり周りと一体感がある台所．ただし乱雑な感じにならないようにカウンターで適当に目隠ししている

台所．右手の食器棚・ｶｳﾝﾀｰ収納は制作家具．奥は玄関納戸兼勝手口へつながる

洗面脱衣の小窓から吹抜けの玄関ホールを見下ろす．向こうは子供室

天窓のある2階の洗面脱衣室．床はヒノキ板張り

２階の寝間．南側は子供室から連続するバルコニーになっている

子供室上部の広々としたロフト．天窓から採光と通風ができる

オープンな作りの子供室．間仕切りできるように袖壁内に引込戸が仕込んである

ロフトから２階ホールを見下ろす

玄関見返し．右手は玄関納戸で台所や主庭につながっている

２階ホールと階段．サイドトップライトから落ちてくる光．階段下には電話機を置く小さなデスク

東側夕景．屋根上、サイドトップライトの向こうにかすかに見えるのは真空管式の太陽熱温水器