つかはらクリニック
所在地:長野県上田市
敷地面積:1821.99u
延床面積:627.00u
構造・規模:木造 2階建て
竣工:2012年10月
施工:北野建設株式会社
郊外の幹線道路沿いに建つ、内科・小児科と婦人科を併設したクリニック。「患者さん中心の医療」「心の通った医療」「地域に根付いた医療」を理念として新規開業しました。地域の人々に親しまれる建物となるように、車寄せの庇を広く、長く、高さも抑えて、人を優しく迎えるかたちをつくりました。婦人科入口は内科入口との間に中庭を設け、柔らかにプライバシーを守ります。信頼感や清潔感、優しさのある建物となるように心掛けました。
北東からの全景.雁行するスカイラインと車寄せの長いキャノピーが外観の特徴となっている.北側前面道路沿いに見通しの良い広い駐車場を設けた
南東からの外観
前面道路からの北側全景
内科診察室
内科診察室南側の準備コーナーを見通す.手前は検査コーナー
検査コーナーからリカバリー室を見る.排煙窓を兼ねたサイドトップライトがある.右手は安楽椅子やTVを備えた下部内視鏡検査の待機コーナー
オストメイト対応の多目的トイレ
婦人科待合ホール
婦人科受付.奥の扉は感染病の隔離などに使う予備室で内科と共用している
車寄せ.壁は乾式大壁構法でジョリパットコテ仕上.腰壁と床は鉄平石張り.軒天はレッドシダー縁甲板張り
X線室
婦人科診察室.木製建具や家具はオークの木柄で統一している
段差のないバリアフリーなクリニックのアプローチ.右が内科,左が婦人科の入り口
婦人科中待合
婦人科内診室
受付.内科と婦人科は背後でつながっている
風除室は手で開ける自閉式の引き戸.中庭の植栽はシャラ
クリニック車寄せの夕景
設計時のスケッチ.キャノピーまわり
設計時のスケッチ.リカバリー・検査コーナーまわり
基本設計の模型