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ぐりっぷ建築設計事務所

豊津の家


計画地   :長野県中野市
改修面積:88.6u
計画    :2010年12月




2世帯が同居する築26年の木造住宅のリフォーム案.1階部分や外観はほとんど手を加えず、若夫婦と子供たちが暮らす2階部分だけ改修する計画です.2階にセカンドリビングとキッチン、浴室やトイレを新たに設け、子世帯の独立性を高めています.大きな小屋裏を活用して吹抜けや書斎や収納となるロフトを設け、多様な居場所を作りました.

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1階平面図.既存の階段は基準法ぎりぎりの急こう配だったので、昇り方を変えて緩やかにする.改修範囲はほとんど2階部分に限定した計画.

既存の2階平面図.2階は若夫婦と子供二人が生活するスペース.1階には同居の親夫婦の寝室、座敷、台所や食事室がある.この2階をリフォームして、若夫婦と子供のスペースを充実させる計画.若夫婦はリビング、小さなキッチン、シャワーとトイレをご要望

提案したロフト平面図.既存の小屋梁が製材で断面も余裕があったので床を張って小屋裏を有効活用した.ロフトは書斎と隠れ家的な小間、奥に物置.階段や吹き抜けに手すりを兼ねた本棚を設けた.

提案した2階平面図.廊下の間仕切り壁を取り払い、広げたスペースを広間(居間)に.北側に少し張り出してユニットバスとキッチンを入れ込む.西側に寝室、東側に子供室.少し手狭なので小屋裏をロフトに利用することにしてロフトへの階段を設けた.

広間とロフトのスケッチ.ロフトへの階高が高いので使いやすくするために固定の階段を設けている.広間の上部に吹抜けを設けて広がりとつながりを持たせた.

子供室のスケッチ.手狭なので立体的に工夫して補う

広間を北から見たスケッチ.構造的に無理をしないで残した既存の柱が、広間とキッチンや通路のスペースを分けている.左手は階段と子供室、右手が浴室と寝室